2018.03.02
【広島の珈琲豆屋大和 ランチの野菜 ルーコラ】ルーコラ セルバーチカ
不定期ですが、石内の無農薬栽培の方が野菜を持ってきてくれます。
特に「ルッコラ」を。
日本でも馴染み深いハーブ野菜となりましたが本来は「ルーコラ」と呼ぶようです。
ルーコラ
日本ではフランス料理で「ロケット」、「ロケットサラダ」の名前で使われだしたのがルーコラです。
「ロケット」は英語およびフランス語、ルーコラはイタリア語ですが、ロケットとして使われだしたときは一般消費者に広く浸透しませんでした。しかしイタリア料理でカルパッチョ人気などで「ルーコラ」の知名度が高まったのが大きいです。日本人に馴染み深い、ゴマの味がするのも広まった一つの原因だと思われます。
ルッコラと表記されていることが多い
「ルーコラ」は売り場でも本などでも「ルッコラ」と表記しているのが多いです。イタリア語の発音ルールからすると、rucolaのつづりは「ルッコラ」と読まないらしいので、イタリアンのシェフはルーコラ、あるいは「ル」にアクセントおいて「ルコラ」と呼ぶそうです。
ルーコラ セルヴァーティカ
「ルーコラ セルヴァーティカ」(rucola selvatica)も時々届けてくれます。セルヴァーティカは一般に「野生の」という意味なので、「野生のルーコラ」と解説していることが多いです。
ルッコラが栽培ものであるのに対してルーコラ セルヴァーティカは野生のものだと。
でもこれは間違いで、同じ科(日本で言うアブラナ科)に属する別の品種で、本来なら別の名前をつけるべきところを、イタリア人が香りも味も似てるし、ルーコラより硬めで厚くてギザギザした葉がイメージ的に野生っぽいと「ルーコラ セルヴァーティカ」と名付けてしまったとのことです。
(イタリア料理の常識非常識「吉川敏明著」より)
完全に「ルッコラ」で定着していますね・・。