【広島の珈琲豆屋大和 糖質について】血糖値とコーヒー
飽食の時代で私たちは糖質を多く摂取しがちです。
特にパンなど炭水化物系が大好きな方が多いですし。
いまこそ上手な糖質のとり方を知っておきましょう。
食後血糖値が体にダメージ
食後に血糖値が上がりすぎる食後高血糖は活性酸素の発生を促し、血管に酸化ストレスを与え、動脈硬化を促進。脳卒中や心筋梗塞などの発症リスクを高めることが分かっています。
コーヒーと食後血糖値
コーヒーが糖尿病を予防するという研究はオランダのロブ M ファンダム教授がコーヒーを飲む人は2型糖尿病のリスクが低いと2002年に論文を発表しました。糖尿病に対する有効成分はカフェインだけでなくクロロゲン酸も糖分の吸収を抑えて食後血糖値を低く保つ脂肪の燃焼を促進させます。さらなる疫学調査ではインスタントコーヒーも同様の効果が認められました。
糖質とはそもそもどんなもの?特徴
・体内でブドウ糖に分解
糖質は最小単位の糖の数によって単糖類、小糖類、多糖類に分類されます。これらの糖類の大半は消化吸収された後、最終的にブドウ糖に分解され血液により各組織に運ばれます。
・重要なエネルギー源
血液によって各組織に運ばれた糖質は、主にエネルギーとして利用され、特に脳の活動には欠かせません。同じようにエネルギー源となる脂質に比べると分解吸収が早いのが特徴です。
・炭水化物は糖質と食物繊維
炭水化物は人の消化酵素で消化される糖質と難消化性の食物繊維から成ります。食物繊維はエネルギー源にならず含まれる量も少ないため炭水化物は糖質とほぼ同じと考えてよいでしょう。
・多く含まれるのは穀類、いも類、砂糖、果物
糖質を多く含む食品の代表格が米や小麦などの穀類です。その加工品であるパンや麺類、餃子の皮なども同様。芋類とその加工品である春雨などや砂糖、果物にも多く含まれます。
糖質はどれくらいの量をとればいいのでしょう?
・1日に必要なエネルギーの50から65%が目安
糖質とタンパク質はそれぞれ1 g あたり4キロカロリー、脂質は9キロカロリーのエネルギーを生み出します。1日に必要なエネルギーのうち50から65%を糖質でとるのが良いとされています。
・不足すると筋肉減少などに
糖質が不足するとたんぱく質や体脂肪がエネルギー源となります。7タンパク質の分解は筋肉を減少させ体脂肪の場合はケトン体という酸性物質が血中に増えるケトン血症招きます。
・取りすぎると生活習慣病に
糖質を過剰にとるとエネルギーに利用されないブドウ糖があまります。この余剰ブドウ糖は脂肪に合成され体脂肪として蓄えられるため糖尿病や高血圧のリスクを高める肥満の原因に。
まとめ ちょっとした献立の工夫を
○主食
・白米に麦を混ぜたり玄米にチェンジ
・ラーメンライスは糖質の重ね食べ。
ラーメン、うどん、パスタ全て原材料は穀類の小麦です。従ってラーメンを食べる時はいつもライス付きでは糖質の重ね食べになります。
○副菜
・酢の物の酢は血糖値の上昇を抑制。
・煮物は実は注意。調味料にも糖質たっぷり。
特に日本料理には砂糖やみりん酒など糖質を含む調味料を使うものが多くあります。
○主菜
・焼き魚は照り焼きより塩焼き
・お好み焼きやたこ焼きは「粉もん」なのでご注意を。
・揚げ物の衣やつゆにご注意。
・ソースやケチャップはほどほどに。
・とろみのある料理にも注意。
○汁物
・海藻や野菜たっぷりに。
・具沢山のスープも芋類には注意。