2017.12.08
【広島の珈琲豆屋大和 コーヒーと健康】コーヒーと緑茶の話
コーヒーは健康に良い部分が多い、というのは近年の見解ですが、
緑茶も昔から健康にいいとされています。
では、どちらもよく飲む人は?
コーヒーと緑茶
適量で病気の発症リスクが減るといわれています。
緑茶のカテキンやコーヒーのクロロゲン酸という成分はポリフェノールの一種。
その抗酸化作用には心臓病予防の効果があると言われています。
45から74歳の日本人約82000人を平均13年に渡り調査した結果に基づく報告(2013年)では、緑茶を飲まない人に比べ、1日4杯以上飲む人は、新血管疾患や脳卒中の発症リスクが20%近く低くなっていました。
コーヒーでも、一日一杯以上飲む人は、飲まない人に比べ同様なリスクの低下が見られました。
興味深いことに、緑茶とコーヒーを両方飲むと、脳出血の発症リスクをより低下させることがわかりました。
従来の研究でも、特に緑茶は心臓病予防に良い効果があるのではないかと指摘されています。ただ、緑茶やコーヒーの摂取量が多い人は、心血管疾患や脳卒中の発症リスクが低いことが明らかになってきただけで、どのくらい飲めば効果があるかはわかったわけではありません。
カフェイン含有量の多いコーヒーは、カフェインが交感神経を刺激して血圧上昇につながります。一日1、2杯は問題ないとされますが、多量摂取が心臓病のリスクをあげるかは結論が出ていません。
健康のためジュースや炭酸飲料などの甘い清涼飲料は避けた方がいいですが、緑茶やコーヒーの飲み方に明らかな結論は出ていません。適量を続けるというのが良さそうです。