珈琲豆屋大和

2017.10.27

【広島の珈琲豆屋大和 コーヒー豆 ピーベリー】タンザニアのピーベリー残りわずかです

タンザニアのピーベリー、もうすぐ終了です。
貴重な豆ですが、いまいち味の差別化ができなくてアピール不足だったかもしれません。

ピーベリー(丸豆)、エレファントビーン(象豆)、シェル(貝殻豆)

・ピーベリー。
通常、コーヒーの木の果実には2個の「コーヒー豆」型の種子が入っていましてフラットビーン(平豆)といいます。しかし例外もあります。種子が成長する過程で種子のうちどちらかが死んでしまった場合、残った一個が果実と同じような丸い形に育ちます。これをピーベリーまたは丸豆と呼びます。ピーベリーはしばしば枝の先端など栄養が不足しがちな箇所にできて、品種によって2%から10%と頻度は異なりますがどの木にも一定の割合でみられます。
コーヒー豆は出荷の際に専用のふるい(スクリーン)にかけられて、大きさの違いで等級わけされますが、ピーベリーは通常の豆と同じ重さでも小さな豆のため、サイズの小さな等級に分けられます。コーヒー豆は一般に大粒のものほど高価なのですが、ピーベリーはその希少性から一般のコーヒー豆よりも高級品です。栄養不足の枝にできやすいのですが、2個分の栄養がひとつに集中するので、成分的にはフラットビーン(平豆)と大きな違いはないようです。
ピーベリー
・エレファントビーン
 パーチメントの中に二つ以上の種子が一緒に入ったまま成長する場合があります。一つの胚珠の中に胚のうが複数できたとき「多胚」になります。二つ分の種子が内側と外側で重なったままコーヒー豆型になり大きさの通常の倍ほど大きくなるためエレファントビーン(象豆)と呼ばれます。エレファントビーンは二つに分かれたりするので焙煎の途中でポロッと外れることもあります。外側の前が中央にへこみがあり湾曲した形になると貝殻豆と呼ばれます。一方内側にあった豆は海の中身または耳豆と呼ばれる表面にしわがよった硬く小さな豆になります。

エレファントビーンや貝殻豆も成分的には普通のコーヒー豆とあまり違いがないように言われています。ただし見た目が特殊なことと形や大きさがばらつくことで火の通り方が不均等になりがちです。ケニアなど焙煎後の豆に多くみられますが、見た目の問題でなるべく取り除くようにはしています。

 


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