珈琲豆屋大和

2017.10.13

【広島の珈琲豆屋大和 手作りドレッシング】サラダ油は危険?

当店ではサラダに使用するドレッシングは手作りです。
ドレッシングを作るのは簡単なので、ご家庭で作られる方も多いかと思います。
 しかし、結構な量のサラダ油を使用します。
サラダ油とネットで検索すると、「危険な食品!」みたいな記事を目にします。
どうなんでしょう?
ドレッシング

サラダ油は危険?

○抽出法が問題らしいです。
精油メーカーで油を抽出する方法に問題があります。 原料を溶かす際に使用される 「ヘキサン」「ヘプタン」は 石油系の物質で、いわば ガソリンのような油です。 これらの有害な石油系の 溶剤は高温で加熱して気化させるのですが この時に溶剤が残る場合があります。 そして危険な物質が残るだけではなく 製造の過程で レシチンや食物繊維、 カルシウム、マグネシウム、鉄 βカロチン、ビタミンEなど 体にとって大切な栄養素を 取り除いてしまいます。 なぜこれらの成分を取り除くのかと いうと、 これらの栄養素は 長期保存するためには邪魔な成分だからです。 

○トランス脂肪酸が問題らしいです。

トランス脂肪酸の使用はアメリカでは2018年には全面禁止になっています。

欧米などの先進国やアジアではトランス脂肪酸の禁止や摂取制限食品にどれくらい含まれているのか表示を義務付けているところが多いですが日本には規制がありません。

トランス脂肪酸の過剰摂取は、

・動脈硬化や心疾患のリスクを高める

・喘息やアトピー性皮膚炎花粉症などのアレルギー反応を引き起こす

・認知症や癌になる可能性を高める

・妊娠中や授乳期に摂りすぎると赤ちゃんの成長が遅れる

・不妊になりやすくなる

などと言われています。
 
農林水産省の見解

  • トランス脂肪酸による健康への悪影響を示す研究の多くは、トランス脂肪酸をとる量が多い欧米人を対象としたものであり、日本人の場合にも同じ影響があるのかどうかは明らかではありません。
  • 油脂の加工でできるトランス脂肪酸と天然にあるトランス脂肪酸では、健康に及ぼす影響に違いがあるのかどうか、また、たくさんの種類があるトランス脂肪酸の中でどのトランス脂肪酸が健康に悪影響を及ぼすのかについては、十分な証拠がありません。 
        「農林水産省HPより」くわしくはhttp://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/

フードファディズムの問題

近年、食と健康に関する情報があふれております。
食べ物が健康や病気に与える影響を過大に評価することあるいは信じ込むことフードファディズムと言う。

現代は食と健康に関する情報が氾濫しておりそのほとんどがフードファディズム的情報だそうです。

コーヒーを例にとると「コーヒーは胃に悪い」「コーヒーを飲むと癌になる」
最近は健康飲料という扱いですが。

まとめ

サラダ油は日本独自の名称でサラダに使用できるように、と低温でも白濁しない基準で作られています。
歴史ある油のはずなのにえらい悪者扱いな気が・・。
気にされる方は低温圧搾製法のアマニ油などを使用するのがいいかもしれません。
しかし、それを気にしてしますと外食できないですし、スーパーの惣菜も無理です・・・。

  • 生活習慣病の予防のため、先進国の多くは飽和脂肪酸トランス脂肪酸などを含めた脂質の取りすぎについて注意喚起を行っており、バランスのとれた健康的な食生活を推奨しています。
                  「農林水産省HPより」

    過度に情報に惑わされず、バランスのとれた健康的な食生活がなによりだと思われます。

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