珈琲豆屋大和

2024.03.16

公民館イベント行ってきました

今日は10時~12時まで安公民館の「ごきげん茶房 百年カフェ」というイベントで「美味しいコーヒーの淹れ方」テーブル担当でした。
1回30分の3セットだったのですが、毎回持ち時間がぎりぎりになってしまい、慌ただしいものでした。

安公民館 「美味しいコーヒーの淹れ方」

下記が今回の資料です。

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コーヒー教室 安公民館 2024.3.16

そろそろ春の訪れを感じられるようになりました。今回は淹れ方と飲み比べです。

おいしいコーヒーの条件 実は淹れ方よりこちらが大事です。

○豆の品質がいい   「美味しい」の基準のひとそれぞれなのですが、品質のよい豆で淹れたコーヒーは甘味があり、後味がすっきりしています。

地域や農園主名がわかる、でどころのはっきりしたコーヒーのほうが良い可能性が高いです。ちなみにモカやサントスは港の名前です。

○豆が古くない   生豆でも状態は落ちていきますが、焙煎してからは劣化が進みやすく、焙煎してから1カ月ぐらいで飲みきるのが目安です。

○淹れ方がまとも   いまいちな味になるコーヒーメーカーなどもあります。手軽でおいしく淹れることのできるのがペーパードリップです。

保存方法

一般的な目安としては本来の美味しさを楽しめる期間は豆で1~2カ月、粉だと1~2週間といわれています。 賞費期限は製造(焙煎)後1年が一般的です。

 湿気の少なそうな冷暗所で気密容器に保管して2週間ぐらいで飲みきるのが一番です。消費に時間がかかる場合は冷凍保存したほうが良いです。ただ、冷凍庫から出し入れして結露することによって湿気を吸うことが問題となります。頻繁に購入するか、すぐ使用しないほうは冷凍するなど、袋を小分けにしたほうがいいかもしれません。

もともと劣化していたり、焙煎後時間がたちすぎていると保存方法を気にしてもどうしようもないです。

焙煎機や煎り方によっても味や香りが長く持つ、持たないがあり一概にはいえないのですが、豆が回転してそうなお店で買うのがよいです。

コーヒーの淹れ方について
人数分の粉をセットします。メジャースプーンはすりきりで10gぐらいです。お湯は出来上がり量にあわせると粉が吸う分少なくなりますので、余裕を持った量を用意しましょう。温度はやかんで沸騰したお湯をポットに移し替えたぐらいがいいです。(90度前後)
新鮮で挽きたてコーヒーは粉が膨らみます。これは珈琲豆がガスをだすからで、粉にしてしまうと半日ぐらいでガスは抜けてしまいます。とはいえ膨らまなければまったく美味しくない、というわけでもありませんので。
湯を浸透させる感じで「蒸らし」を行います(20~30秒くらい)。
ポトポトとコーヒーが落ちるか落ちないかのところです。粉が膨張することにより、良質な成分が抽出されやすくなります。
粉の中心から外側に向かって、円を画くように注ぎます。粉が平らになる頃、次の湯を注ぎ、それを繰り返します。端に湯をかけると、ドリッパーの横から湯だけが抜けてしまいます。
粉に湯をしみこませる気持ちでゆっくりと、やさしく注いでください。後半部分は時間がたって雑味も抽出されやすいため、ちょっと早めに注ぎます。
早く抽出すれば、さっぱりした味に、ゆっくり抽出すればしっかりした味になります。また、ロースト(煎り具合)が深くなるにつれ、粉の量を増やし、抽出時間もかけたほうが深みのある味になります。
杯数 粉の量 できあがり量 抽出時間
1人分 12~15g 120~150cc 2~3分
2人分 20~25g 240~300cc 3~4分
3人分 25~35g 360~450cc 3~5分
4人分 35~40g 480~600cc 4~6分    ※濃さは、お好みで粉を増減して下さい。
コーヒーの味の目安
基本的に産地がどう、などより煎り具合(浅煎り、中煎り、中深煎り、深煎り)の味の違いのほうがわかりやすいです。浅煎りは酸味が強く苦味が少ない、だんだん煎り加減が深くなるにしたがって酸味が減少し苦味が強くなる傾向になります。
酸味がダメな方も多いですが、劣化すると酸っぱくなるので、劣化した酸味と浅煎りの酸味とはまだ別物、のようにお考え下さい。とはいえグレープフルーツなどの酸っぱい系果物がダメな方はやはり酸味系のコーヒーはダメだったりします。
コーヒーの味の良いところは酸味も苦味も香りもある複合的な味わい、だと思いますので適度な酸味がないと「味がない」感じではあります。「好み」といってしまえばそういうものでもありますが。
安公民館


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