【広島の珈琲豆屋大和 熱中症対応】熱中症のような症状が見られた場合の対応は?
もしかして熱中症?
暑い夏の日、子供達について次のような症状が見られた場合はどう対応すればいいのでしょうか?
・めまい
・失神
・全身倦怠感
・脱力感
・吐き気
・嘔吐
・頭痛
・四肢や腹筋の痙攣
・筋肉痛
↓
涼しい場所に運び、座らせる、衣服を緩めて寝かせる、腰を上げ水分(0.1%から0.9%程度の食塩水)を補給する
重要度のみきわめが大切
熱中症は、万一に発症した場合も迅速かつ適切な措置をすることによって回復できる疾病です。しかし熱中症による死亡事故はなくなっていません。
たとえばこんな死亡事故が発生しています
ハンドボール部の活動中、運動場で準備運動としてランニングをしていたところ35分走り終えた時にふらついたので、顧問が日陰に座らせ休ませたが、寝ころんでしまい自力で給水できず、問いかけにも応えなくなった。すぐに氷で頸部や脇を冷やす等の応急処置を行った。救急車を要請。入院したが、同日死亡した。
(学校事故事例検索データベースから)
重症が疑われるときは!
○意識障害
○高体温
・ うずくまる
・応答が鈍い
・ふらついてまっすぐ歩けない
・言動がおかしい
↓
死の危険
速やかに冷却の処置、119番通報し、一刻も早く病院へ
熱中症対応
熱中症を疑う症状
☆四肢や腹部の痙攣と筋肉痛が起こる
☆全身倦怠感、脱力感、めまい、吐き気、嘔吐、頭痛などが起きる
☆ 頻脈、顔面蒼白となる。足がもつれる、ふらつく、転倒する。
☆突然座り込む、立ち上がれない 等
質問して応答をみる
・ここはどこ?
・名前は?
・今何をしてる?
意識障害を確認
★涼しい場所へ避難
★衣服を緩めて寝かせる
脱衣と冷却
※迅速に体温を下げることができれば救命率はあがる
救急車到着までの間、積極的に体を冷やす
水をかけたり濡れタオルを当てて扇ぐ
氷やアイスパックがあれば頸部、脇の下、足の付け根など大きい血管を冷やすのも良い
病院へ
体を冷やしながら設備や治療スタッフが整った、集中治療できる病院に一刻も早く搬送する
意識がある場合は水分塩分を補給する
○水分と塩分(スポーツドリンクや経口補水液など)を補給する
○熱痙攣の場合は生理食塩水(0.9%)などの濃いめの食塩水を補給する
まとめ
冷房のきいたところに毎日いればいいかといえば、そういうわけでもないので適度の運動は必要でしょう。
また、水分をとってもまったく尿がでないのも危険ですので、コーヒーやビールも悪くないかもしれません。